肌断食で美肌になる?肌の構造と、実は良くない化粧品の成分

肌断食で本当に肌はきれいになるの?

あなたの小学生時代の肌を覚えていますか?

今とは比べもにならないくらい、モチモチと弾力のあるキレイな肌をしていましたよね。

もともとの肌は、あなたもキレイだったはずです。

ではなぜ、肌荒れや吹き出物などのトラブル肌に悩まれる人が増えるのでしょうか。

肌に元々備わっている機能

肌には、とてもすぐれた天然の保湿力や自己再生力が備わっています。

その力を最大限に発揮させる方法が、肌断食です。

肌断食の方法は、水で洗うだけ、余計なことは一切しない、化粧品の使用は一切やめる。

とてもシンプルです。

このシンプルな方法が、肌のパフォーマンスを最大限に高めて、生き生きとした活力のある肌へ戻してくれることを是非知ってください。

肌断食は「表皮」がポイント

肌断食では、肌の一番外側にある「表皮」の機能を正常に戻すことが最大のポイントです。

表皮の厚さは、顔の皮膚でわずか約0.2mmでサランラップと同じくらいの薄さしかありません。

その薄い表皮には、さまざまな外部刺激から肌を守ってくれる「バリア機能」がそなわっています。

<表皮の主なバリア機能>

・紫外線から肌を守る
・水分の蒸発を防いで乾燥を防ぐ
・雑菌の繁殖を防ぐ
・異物の侵入を防ぐ
・感染を防ぐ

わずか約0.2mm「表皮」の世界

顔の表皮は4層構造になっていて、それぞれが違う働きをしています。

表皮細胞が誕生してから剥がれ落ちるまでのサイクルを「ターンオーバー」と言いますが、その期間は約1ヶ月といわれています。

この短い期間の中で、表皮がどのように肌を守ってくれているかを知ることは、肌断食をおこなう上でとても大切なことです。

「表皮」各層の構造と働き

◇基底層

表皮の一番下にある層で、表皮の赤ちゃん細胞がここで誕生します。

細胞の中には基底細胞色素形成細胞の2種類があり、比率が約36:1の割合で存在しています。

色素形成細胞はメラノサイトとも呼ばれ、紫外線から肌を守るメラニンをつくり出しています。

メラニンは黒褐色の色素細胞で、細胞分裂により肌全体を黒褐色にさせることによって紫外線の侵入を遮断する、まるで日傘のような働きをします。

日焼けした肌の色が黒褐色になるのは、メラニンがたくさんつくられることのよって起きる現象で、紫外線から肌を守る防御機能なのです。

◇有棘層(ゆうきょくそう)

上の説明で出てきた基底細胞が分裂して、有棘細胞となります。

この層は、角質細胞の成長過程での細胞分裂をおこなっています。

有棘層は、体内から酸素や栄養を受けとりアミノ酸からたんぱく質へと合成する働きをしています。

また、ランゲルハンス細胞という免疫機能を司る細胞が点在していて、皮膚内に異物が侵入するとリンパ球へ情報を伝達し、体内への侵入を未然に防いでくれます。

◇顆粒層(かりゅうそう)

上の説明の有棘細胞が分裂して顆粒細胞となります。

この層も、角化細胞の成長過程での細胞分裂をおこなっています。

顆粒細胞が細胞分裂をおこない角化細胞へ変化する過程で、ケラトヒアリン顆粒が出現します。

これが天然保湿因子(NMF)の主成分となるため、肌の保湿機能を左右する上でとても重要な役割を担っています。

◇角質層

これは皆さん一番聞き覚えのあるものではないでしょうか。

肌断食では、この角質層のケアがとても重要になります。

表皮の一番外側の層で、外部刺激から肌を守るバリア機能の要となる層です。

顆粒細胞が分裂して角層細胞となる過程で、細胞の核が失われます。

核が失われると、これ以上細胞分裂ができなくなるので、あとは剥がれ落ちるのを待つ細胞です。

角質層は、天然保湿因子(NMF)と細胞間脂質、皮脂膜から成り立っています。

天然保湿因子(NMF)の主な成分は、アミノ酸で他にPCA、乳酸ナトリウム、尿素などの保湿成分でつくられています。

NMFには水分をつかまえる吸湿機能と、水分を逃がさない保湿機能が備わっていて、この2つの働きによって超強力な保湿層をつくっています。

細胞間脂質は、ラメラ構造というミルフィーユのような構造で水と油が交互に何層にも重なり合いながら、強力なバリア機能と水分保持機能をつくりあげています。

皮脂膜は、肌表面からの水分の蒸発を防ぎ肌にうるおいを保つベールのような役割をしています。

また、皮脂膜は皮膚表面の水分を外へ逃がさない働きをしていますが、逆に外からの水分を必要以上に浸透させない働きもしています。

だから、雨の日に傘をささずに歩いても雨が皮膚へ浸透して身体がむくんで大変なことになってしまう心配がないんですね。

表皮のターンオーバー

表皮のターンオーバーの理想の期間は、28日といわれています。

基底層→有棘層→顆粒層と、細胞分裂を行い角質層に到達するまでが14日。

その後角質層で14日とどまってから、剥がれ落ちます。

この期間が早すぎても遅すぎても肌にトラブルが生じます。

理想の期間28日に近づけるように、表皮ケアを行うことが肌の機能を保つためのポイントになります。

肌は臓器と一緒

肌は、人体最大の臓器とも呼ばれています。

生命活動を維持していくうえでとても大切な働きをしているのです。

さまざまな外部刺激から体内の臓器を守り、異物の侵入を防いだり一定の体温を保つための調節機能ををおこなっています。

少し極端な話ですが、もし肌にバリア機能がなかったら、人間はすぐに死んでしまうかもしれませんね。

そのぐらい、重要な役割をしているのです。

その肌トラブルは、化粧品が原因

「すべての化粧品は肌に害である」これが、肌断食の根底にある考え方です。

肌断食は、毎日使っている化粧品やメイクの使用をすべてやめることによって、本来生まれ持った肌の機能に戻すことを目的としたスキンケア方法です。

もともと人間には、あらゆる害から身を守る機能を生まれながらにして備わっているので、その機能が正常に働いていればトラブルも起こらないはずなのです。

しかし、その肌機能を壊してしまう原因に、化粧品が関係しているようです。

品質を保つために配合された成分

化粧品に含まれている成分の中で、肌の機能を高めるものではなく、商品の品質向上ために配合されている成分があります。

例えば、防腐剤や殺菌剤、酸化防止剤や界面活性剤などです。

これらの成分は、商品を長持ちさせたり、手軽に使えるようにしたり、使用感をよくしたりなど品質向上のために配合されています。

では、これらは肌にとってどのような影響をおよぼすのでしょうか。

防腐剤

化粧品はカビや細菌のおかずとなる栄養素がたくさん含まれているため、菌が繁殖しやすいのです。

その菌の繁殖を防ぐ、すなわち殺すために防腐剤は配合されています。

よく使われる成分に「バラベン」がありますが、敏感肌の人はアレルギー反応を引き起こす原因になると言われています。

「フェノキシエタノール」もよく使われる防腐剤ですが、アレルギー性は低いものの、高度が濃いとヒリヒリとした皮膚刺激を感じることがあるようです。

また、私たちの肌には常在菌という菌が存在しています。

この菌は、肌を弱酸性に保ち、雑菌から肌を守るために必要な大切な菌なのです。

しかし、防腐剤はその常在菌までも殺してしまうので、肌本来の機能を阻害する恐れがありそうです。

◇殺菌剤

皮膚に生息している細菌や微生物が原因で起こる肌トラブルに対して、菌を死滅させ、肌トラブルの改善や未然に防ぐために殺菌剤が配合されています。

殺菌剤はよくニキビケアの化粧品に配合されていることが多く、アクネ菌の繁殖を防ぐ効果があります。

しかし、化粧品に含まれる有効成分が皮膚のタンパク質と反応してしまい、ターゲットとしている細菌や微生物をピンポイントで死滅させるのはどうも難しいのです。

実際に死滅できているかどうかには個人差があるようで、効果には不確かな面もあります。

 

化粧品の成分には、空気中の酸素と結びついて酸化をおこしやすい油や水分などが多く含まれているため、劣化がおこりやすい環境です。

また皮膚の油も酸化をおこしやすいので、それらを防止するために酸化防止剤が配合されています。

化粧品によく使われる酸化防止剤に「プチルヒドロキシアニゾール(BHA)」と「ジプチルヒドロキシトルエン(BHT)」があります。

この2つは一緒に配合されていることが多いのですが、発がん性物質の疑いがあると言われています。

以前は食品にも使用されていましたが、今はほとんど使われなくなったそうです。

また紫外線によって変色が起こることもあり、敏感肌の人はアレルギー反応を引き起こす原因になると言われています。

◇界面活性剤

普通の状態ならば混じり合わない油と水を、イオン化の状態にして混ぜ合わせるために配合されています。

ほとんどの化粧品に配合されていて、化粧品には欠かせない成分でもあります。

界面活性剤を電離すると「陽イオン」「陰イオン」「両性」の3種類に分けられます。

多くの化粧品に配合させているは、「陰イオン」の界面活性剤です。

「陰イオン」の界面活性剤は、洗浄力が強いのでクレンジングや洗顔料に配合されています。

また、乳化剤の働きもあるので、乳液やクリームにも配合されています。

界面活性剤は洗浄力が強いので、必要な皮脂まで取り除いてしまい肌のバリア機能を低下させてしまう恐れがありそうです。

界面活性剤については、こちらの記事で詳しく記載しています。
荒れトラブルは界面活性剤が原因!?肌断食で美肌を目指そう

肌の機能を阻害する化粧品

私たちの身体に本来備わっている肌の機能を、化粧品の力によって促進させたり抑制させたりすることが、果たして本当に良いことなのでしょうか。

◇美白化粧品

シミやくすみを改善することや、日焼けによるシミやそばかすを防ぐことを目的とした化粧品です。

厚生労働省が認めた有効成分が配合されていて、医薬部外品(薬用)であると承認されたものだけが美白化粧品と表記できるようです。

<美白化粧品の主な働き>

  1. メラニン色素の合成を阻害
  2. チロシンと酵素チロシナーゼの結合を阻害
  3. メラニンの生成を抑制
  4. チロシナーゼの量を減らす
  5. チロシナーゼの働きを抑制

<メラニンが生成されるメカニズム>

メラニンの母「メラノサイト」は、表皮の基底層に点在している細胞です。

メラノサイトの中には「メラノソーム」という袋があり、その中でメラニンをつくり出します。

紫外線を浴びて肌にダメージをうけると、脳からメラニンをつくれ!と指令がでます。

指令をうけたメラノサイトは「酵素チロシナーゼ」を排出し、メラノソーム内にある「チロシン」を「ドーパ」から「ドーパキノン」へ変化させて最後に「メラニン」となります。

<メラニンがつくられる理由>

肌が紫外線を浴びると、皮膚内が炎症をおこします。

すると、肌は皮膚の内部まで炎症しないようにメラニンをたくさんつくり出します。

そのメラニンをたくさんつくり出されることによって、皮膚表面が黒褐色になり紫外線を遮断して皮膚内に届かないようにするのです。

日焼けをした肌が黒褐色になるのは、肌の防御機能だったのです。

メラニンをつくり出す過程の働きを抑制や阻害するのが、美白化粧品なのです。

◇毛穴、ニキビ対策の化粧品

皮脂の分泌を抑えて毛穴の開きを防いだり、皮脂で角栓を塞いでしまうのを未然に防ぎ、ニキビをできづらくするための化粧品です。

<ニキビ対策の化粧品の主な働き>

1、皮脂の分泌を抑制する
2、ニキビの炎症を抑える
3、アクネ菌の繁殖を抑える
4、角質層を柔らかくする

<皮脂の分泌される理由>

皮脂は毛穴にある脂肪腺から分泌され、汗などの水分と混じり合いながら皮膚表面に皮脂膜をつくります。

肌の水分の蒸発を防ぎ、水分を保持し肌にうるおいを与え、肌に柔軟性をもたせる大切な役割をしているのです。

皮脂の主な成分にトリグリセリドという皮脂があり、これが皮膚の常在菌と反応して肌を弱酸性にしてくれます。

肌を弱酸性にすることにより、外部から忍びよる雑菌の繁殖を食い止めてくれるのです。

皮脂の分泌を抑制すると肌を弱酸性に保てなくなり、雑菌の繁殖を防げなくなります。

たまに、ニキビ化粧品には殺菌作用が強い成分が多く含まれているので、皮膚の常在菌までも殺してしまう恐れがあるのです。

これが本当にニキビケアとして肌にいいことなのかどうか疑問です。

◇しわ、たるみ対策

<しわ、たるみを軽減するための方法>

1、浅いしわは角質ケアと保湿をおこなう
2、深いしわはコラーゲン繊維とエラスチン繊維の修復
3、表情筋を鍛える体操をおこなう
4、ヒアルロン酸やボトックスの注入をおこなう
5、フラクショナルレーザー治療やフェイスリフトをおこなう

<しわ、たるみの原因>

加齢や紫外線などの影響で、真皮層にあるコラーゲン繊維とエラスチン繊維がダメージを受けることによって、肌の柔軟性や弾力性などが失われることでしわやたるみができます。

また、顔の筋力低下も原因とされていて、特に表情筋の筋力低下がしわやたるみをつくるともいわれています。

<改善方法の行く末は外科治療>

化粧品の効果には限界があるので、今すぐにしわやたるみを失くしたいと思う方は皮膚科や美容外科などへ行かれる方がいるようです。

すぐに効果が実感できるので満足度は高いと思いますが、やはり不自然な方法ですよね。

また、効果は一時的なものなので、維持していくためには通い続けなければなりません。

1回の治療費も決して安くはないですし、時間もかかるとなど良い面だけではなさそうです。

まとめ

化粧品が、肌本来の機能を低下させている原因であることに間違いはありません。

しかし、毎日おこなっていたスキンケアを今すぐにやめることは、とても勇気がいることですよね。

まずは、クレンジングだけ止めるとか化粧水だけ止めるなど、1つずつ減らしていく方法から始めてはいかがでしょうか。

私も肌断食を始めてから、だんだん肌が変化しているのを実感しています。
肌断食で肌質改善!実践して2年経過した感想

そして、今まで自分が行っていたスキンケアは、肌にとって良い状態をつくっていたと思いこんでいたことに気づかされます。

本来の肌は、しっとりではなく、サラサラしているものなんだと。

続いては、肌タイプ別の肌断食のスキンケア方法をご紹介致します!

肌断食の方法!肌タイプ別、肌トラブルの原因と肌断食の効果とは

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です